ほっといたらいつまでもエントランスで遊んでそうな久坂部さんを引っ張って
スタジオの中へと入りました。
ロイスエンタテインメント社長の古荘さんに、予約券を渡します。
予約券を発行したのは今回が初めてで
「なるほどこういうサービスもあったか!」と膝を打った古荘さん。
今後、メニューに加えるかもとのことです。
そうそう、久坂部さん、今回の贈り物の発案者は、
何を贈ろうか、それまであれやこれやと意見が飛び交っていましたが、
理事の一声で「それだ!」と、全員の心がひとつになりました。
そして、機動力を発揮したのは、
持つべきものは盟友ですね。(でもあんま信用されてへん)
さて!
たいへんながらくお待たせいたしました!
やっとこさみなさまに、3D撮影の様子をレポートできる時がやってきました。
これがスタジオの全容です。
4つのレンズで、頭上から足元までを一度に撮るんですって。
下にコロコロのついたワゴンのようなカメラを床の白ラインに沿って
モデルのまわりを、ゆ~っくり一周させます。
え?カメラマン女子が人力でまわすんですか?
もっとこう、SF映画にでてくるような、天井からのアームがぐいーんとまわるとか、サークルに敷いたレール上をカメラが走るとか、
とにかく機械が自動で動くんやと思ってました。
今日のようにモデルさんが直立ならレールの上をまわせるんですけど
例えば、拳を突き出すといった前後や左右に幅のあるポーズをとられると
その分、カメラを後退させないといけないので
結局、人が動かすのが効率いいんですよ。
なるほどー。
ほじゃあ、久坂部さんもなにか幅のあるポーズとってみます?と言おうとしたところ、
まだ練習やのに、
緊張のあまり、かたまってます。
でもそれでいいんです。
なんたって本番は、笑顔もこのままで2分間、微動だにしてはならんのです!
お!そろそろスタートしますよ。
2分間かけて、ゆ~っくりまわりながら、約50回、シャッターが切られました。
久坂部さんはまばたきどころか、呼吸も止めてたそうな。
撮った画像をすぐにチェック。
この時点で、ディスプレイの中で久坂部さんがすでに3Dになってます!
当のご本人は、じっとしてただけやのに
全方位からの強力なライティングと緊張で汗だくに。
スチールカメラでも数カットおさえて、
撮影、終了~。
たくさんおしゃべりしながらだったので、わたしたちは1時間以上スタジオに長居してしまいましたが、
撮影だけなら30分間で充分でしょうか。
フィギュアのお届け先を書類に記入してと…。
出来上がりは一ヶ月後です。
古荘さんは、予約券に書いた風変わりな名前を検索したそうで
久坂部さんの正体をご存知でした。
仕上がりが、ほんっと、待ち遠しいです!!
撮影の後は、心斎橋でゆったりと午後のお茶を。
達成感に満ちあふれた笑みをおさえきれないご様子です。
オーダーは、ココナツケーキ。
ココナツ好きなんですって。
古荘さーん、予約券もええけど、回数券も売れそうですよー。
<つづく>
y.swmr