撮影の服装については、その後、久坂部さんと相談をしたのですが、

えーと、わたし、相手の力量を完全に見誤っていたようです。
マントはおじいさんから譲り受けて、学生の時ヒッチハイクで着たやつだと
思うのですが、(『ブラック・ジャックは遠かった』P.191参照)
サウジアラビアの王族?オペラ座の怪人??
ソレ、コレマデノジンセイノ、ドノヨウナバメンデ、ヒツヨウデシタカ?
結局は受賞記念ということで真っ当に、
授賞式の時の服装でのぞみましょうと落ち着きました。
いやがる久坂部さんにむりやり漫才師コスプレをさせるお役目のはずが
こちらがブレーキをかける側になろうとは…。
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そして7月某日、いよいよ3D撮影の日です。
長堀橋駅スグの、株式会社ロイスエンタテインメント(心斎橋Dスタ)で待ち合わせました。
スタジオのドアを開けるとすぐに、フィギュアの実物がずらりと並んでいます。
いきなり久坂部さんのテンションがあがります。




そんな久坂部さんの動きが止まった!

ゆっくりとメガネをはずし、

そおっと近寄り、

いつになく真剣な表情で、


3Dフィギュアは、今日みたいに本人がスタジオ来なくても写真から起こせるゆうてたよね。
てことは、アイドルはもちろん、好きな女の子の写真さえあればその子のフィギュアがつくれてしまうゆうこと?



って、あかん、あかん!



そんなことできたら、



金持ちの変態が
山のように集まってくるやんっ!


(他のフィギュアと見てる角度が明らかにちがう)
<つづく>
y.swmr